↑ 笹目橋から撮影した荒川の様子。冠水している。
台風19号により、甚大な被害が全国各地に及んでいます。災害によりお亡くなりになられた方々に対し心よりご冥福をお祈り申し上げますとともに、被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。弊社の所在する板橋区におきましては、被害状況は14日18時時点で床上浸水2件、床下浸水6件その他、倒木枝折れ等が21件となっております。荒川河川敷については、冠水により陸上競技場、野球場等施設のほとんどが利用不可となっており、復旧のめどは現在のところ未定です。区としても一刻も早く復旧するように努めております。今回課題に挙げられたのが、荒川タイムライン、そしてハザードマップです。いつ避難指示をだすか、避難指示を出した後に危険地域にいる方を全員安全な場所に避難させることができるかが課題となりました。独居高齢者や障がい者の方々など、災害弱者・要援護者は多数存在します。その際に安全に避難させられるかどうかも自治体としてしっかり取り組まなければならないところです。
災害が起こったときに、情報の重要さを痛感いたしました。私共の外国人のお客様にお話を伺った際、中国語では情報を取得することが困難で、テレビで漢字を見てなんとか情報を収集したとか、英語では字幕がでていたものの、中国語でも字幕をしてほしいなど、情報弱者の存在を感じた次第です。今後の自治体や国の政策として、外国人に対しての対応も必要と感じました。現在板橋区には約2万人の外国人がおりますし、新宿区などでは人口の1割以上が外国人となっております。日本人と同じように災害の被害にあう可能性のある外国人の災害対策を施すのも、自治体の役割です。